リフォームの雲梯とハシゴの設置
リフォームの雲梯とハシゴの設置のお話も沢山いただきます。
きっかけは1通のメールでした
『ホームページを見て、『ヒトフデウンテイ』を自宅に欲しいなと思ったのですが、地元の工務店等、良い施工をしてくれる工務店さんを知りません。下地補強は入っていない状況で、リフォームの雲梯とハシゴの設置もお願いをしたいと思っております。どこかご紹介して頂ける工務店さんはありませんか?』
というお問い合わせのメールがきました。
丁度、メールを頂いたお客様の地元に長いお付き合いの工務店さんがいらっしゃったので、そちらをご紹介させて頂くこととなりました。
工務店さんと鉄工所、個別に発注をして頂くことに
通常であれば、元請けさんがすべてを取りまとめます。
しかし、今回は住宅の室内の下地工事関係はすべて工務店さんが行います。
そして、工事後にこちらからお送りした雲梯と梯子を工務店さんに取り付けて頂くという流れです。
工務店さんとは親しい間柄だったということもあり、今回は『ヒトフデウンテイとヒトフデハシゴの購入』と『リフォーム工事』はお客様に個別に発注をして頂くこととなりました。
雲梯とハシゴの設置のポイントは下地。
そして、その点に関しては工務店の設計士さんと直接お打合せをさせて頂きました。
今回のリフォーム工事業者さん
自然素材にこだわったおしゃれな住宅を設計・建築されています。
とても良心的な価格と親切な対応で自信をもってオススメ出来る工務店さんです。
リフォームでの雲梯とハシゴ設置の完成予定図
※PCの方は図面クリックで拡大出来ます。
『ヒトフデウンテイ』の2連結で全長4.5mを1台。
そして『ヒトフデハシゴ』の1.8mを2台設置します。
『ヒトフデハシゴ』を登って『ヒトフデウンテイ』に飛び移って、それから、4.5mの長さを雲梯して『ヒトフデハシゴ』で下りるというプランです。
リフォーム工事前
リフォームの雲梯とハシゴ設置は、この住宅の室内の廊下の天井に『ヒトフデウンテイ』を、そして、手前と奥の壁に『ヒトフデハシゴ』を取り付けます。
まずは養生から
住宅では生活をしながらのリフォームなので、『最小限の移動空間』と『下地を入れる箇所』を残します。
そして、その他は養生シートで覆います。
リフォーム工事は時間との勝負となります。
室内の天井と壁を剥がしての作業
室内の天井と壁の開口は最小限。
木造住宅の構造は在来工法であれば大体が同じ造りなので、開口後に見えたものは想定通りという所でしょうか。
そして、壁にはすでに『ヒトフデハシゴ』の下地が入っています。
難関の天井
ヒトフデウンテイには2列の梁の下地が必要となります。
ポイントは天井材のボードと下地の木を密着させて施工をすること。
そうでないと、中間に隙間が出来てしまうと雲梯の取付をした際にボードが割れてしまいます。
ここまでくるとあとは楽ですね。
室内はクロス貼りを残すのみとなりました。
雲梯とハシゴの取付
クロスが貼り終わりました。
そして、いよいよ最終作業の雲梯とハシゴの取付です。
まずは雲梯の前後にある『ヒトフデハシゴ』を2台壁に取り付けます。
タッピングビスでの取付なので、インパクトドライバー1台あればお取り付けが可能です。
そして次に『ヒトフデウンテイ』を取り付けます。
4.5mなので2分割となっています。
『ヒトフデハシゴ』の位置を確認。
それから『ヒトフデウンテイ』の長さを均等に振り分けます。
完成
これで完成です。
お問い合わせを頂くお客様の中には『雲梯の取付けが大変かも』と思われている方がいらっしゃいますが、実は雲梯のお取り付けは簡単だったりします。
要は下地がきちんと入っていれば雲梯の取付けもスムーズにいきます。
さらに、雲梯の強度も十分なものとなります。
ぜひ、リフォーム工事の際は下地についてはじっくりとご検討をされてください。
住宅のリフォームで雲梯を取付ける際の注意点
1.リフォームの目的を明確にする
雲梯を取付けるための室内リフォームになりますが、下地を入れる範囲、クロスをやり直す範囲などがお互い分かるように意思の疎通を図っておきましょう。
2.複数の業者から見積もりを取る
信頼できる業者さんがいることに越したことはないのですが、中々自力で見つけるのは難しいかと思います。複数の業者さんからお見積もりを取ることで、相場を把握し、費用や工事内容を比較することができます。また、業者さんの対応や信頼性なども確認しておきましょう。
3.契約書を交わす
工事内容や費用、工期、保証内容などを明確に記載した契約書を交わすことが重要です。契約書の内容をよく確認し、不明な点は必ず業者さんに確認をしましょう。
4.工事中は立ち合いをする
工事中は、業者さんの作業状況を確認し、不備や問題点がないかを確認しましょう。また、工事内容の変更や追加が発生した場合は、必ず業者さんと協議をしましょう。
5.工事完了後に検査をする
工事完了後には、業者立会いのもとで検査を行いましょう。工事内容に不備や問題点がないか確認し、納得した上で引き渡しを受けましょう。
リフォーム工事には、建築基準法や消防法など、さまざまな法令が適用されます。法令を遵守していない工事は、違法となる可能性があります。また、高所作業や危険物作業など、危険を伴う作業が発生することがあります。安全に配慮した工事を行うよう、業者に依頼しましょう。
住宅のリフォームは、大きな出費となるものです。トラブルを避けるためにも、事前の準備と十分な注意が必要です。