ロフトへの引っかけ移動式のハシゴ

ロフトへの引っかけ移動式のハシゴを製作しました。

引っかけ移動式のハシゴ

1.移動をさせるハシゴと言ってもいろいろある

まず、移動の方向として『左右』の横スライド、そして『前後』の縦スライドとあります。

その中でも、左右に移動する横スライドのハシゴが圧倒的に多いかと思います。

ナカジー

横スライド、縦スライドのハシゴはこちらのページを見てね♪

ロフトはしご/壁付け/垂直/階段/屋外タラップ 中島鉄工建設 (nk-steel.com)

そして、移動させるのも車輪が付いていて軽く手で押すと動くものや

『よいしょ!』とハシゴ自体を持ち上げて移動させるハシゴがあります。

うちでは『よいしょ!』っと本体を抱えて移動させるハシゴのことを『引っかけ移動式のハシゴ』

そして、簡単に動くハシゴを『スライドハシゴ』と呼んでいます。

今回は、このロフトへの『引っかけ移動式ハシゴ』について書きたいと思います。

2.両タイプのデメリットとメリット

メリットとデメリット

先ほども言ったように、移動させるために軽く手で押すだけで動くタイプのハシゴと、動かすのに力が必要なタイプとあります。

軽く動くタイプはハンガーキャスターという滑車のような車輪(これが高価💦)があります。

しかし、引っかけ移動式のハシゴにはレールに引っかけるだけのフックしか付いていません。

その為、費用面で大きく差が出ます。

軽くは動くが費用が掛かる。

動かすのにちょっと重いが費用は安い。

この点がメリット・デメリットだと思います。

ナカジー

軽く動く方がイイけど、無駄に費用を掛けるのももったいないね。

3.選ぶ理由

選ぶ理由と目的

選ぶ理由ですが、

書棚のような頻繁に移動させるようなハシゴの場合、『スライドハシゴ』

掃除の時などたまに移動をさせるのであれば『引っかけ移動式のハシゴ』

で良いかと思います。

4.ハシゴの図面

ハシゴの図面

家具屋さんの図面を基に詳細を詰めて描きました。

1,350mmの高さのロフトに行くためのハシゴです。

レールはスチールで造ってそのレールに引っかけることが多いのですが、今回は家具屋さんが製作された木溝に引っかける形になります。

いろんなものに引っかけられるんだね

5.完成写真

スライドハシゴ 木製ステップ

鉄部はホワイトの艶消し塗装(ウレタン焼付)に木のステップはニヤトー材(南欧桜)に自然塗料のオーガニックベージュを2回塗りしています。

小さい子どもが使う木製の玩具にも使われている塗料らしいよ

水性アトム自然カラー│ アトムハウスペイント (atom-paint.co.jp)

引っかけ部分とクッションゴム

引っかける部分はスチールで出来ていますが、木と繰り返し触れると塗装が剥がれる可能性がありますのでゴム板を貼っています。

ハシゴの脚に付けた硬質フェルト

そして、足元には硬質フェルト。

色は柔らかい感じで、木部の雰囲気と合わせました。

これなら床に傷がつかなくていいわ

木踏板とスチールフレーム

踏板(ステップ)受けの鉄板は木の厚みの中に納まるように木を加工してもらっています。

固定式のハシゴも良いですが、引っかけ移動式のハシゴは簡単に動かすことが出来ます。

使い勝手や予算の事もあるでしょう。

また、それぞれにはメリットデメリットというのもあります。

トータルで考えて、その場に適したハシゴを選びましょう。

ナカジー

現場のいろんな状況に合わせてオーダーで製作が出来ます。

お気軽にご相談ください♪

動画でも確認が出来るよ♪