物干しバー受けハンガー

屋外に設置する物干しバーを掛けるハンガー

デザイナさんからの依頼でした。

今回は、デザイナーさんの図面に基づいての物干しバー受けハンガーの製作です。

物干し竿受け
物干しバー受けハンガー

さすがに、デザイナーさんだけあって、物干しバー受けの鉄筋は角パイプに直付け溶接ではなく、パイプに穴を開けて差し込んでからの溶接という指示でした。

実は、パイプに穴を開けて留めるという作業には2つのメリットがあります。

穴を開けるメリットとは1つ目

1つ目は竿を受けるU字の金物の長さを大体で造れるということ。

つまり、長さは差し込み具合で調節をすれば良いので、極端な話、5ミリ~10ミリ長くても問題はありません。

穴を開けるメリットとは2つ目

2つ目は溶接の歪が少ないこと。

歪は応力の逃げ場が無くなって発生をします。

それを、穴を開けるとクリアランスという力の逃げ場が出来ますので、その分歪は抑えられます。

物干しバー塗装時の写真

塗装
物干しバー受けハンガーの塗装

屋外になりますので、下塗りとして錆止めのJIS5625を2回塗り、さらに、仕上げにはアルミ含有のシルバー色の強い塗料を塗っています。

物干しバーの完成写真

物干し竿受け
物干しバー受けの完成写真

どうしてZ型なのかこれで分かりましたね。

たかが物干しバー受けと思うかもしれません。

しかし、デザインにこだわってみると日々の生活も豊かなものとなるに違いありません。